東海北陸ブロック大会 参加者の永井陽子さんのご感想を紹介します✨
🍀東海・北陸ブロック大会に参加して
1日目の基調講演では「子(きょうだい)が直面する悩み」「子(きょう だい)を育てる親の悩み」を全国調査によって具体的に示して頂きまし た。大変興味深い内容で、特に2つ心に残ったものがありました。
1つ目は「子(きょうだい)が成人してからの親の悩み」です。アンケート結果上位は
①親自身が子(障害児)の将来を描けていない不安
②亡き後のことを子(きょうだい)とどのように話すか
③子(きょうだい)の交際・結婚相手に理解を得られるか
でした。①②については食然と考えながらも後回しにしていました。将来については希望と現実のはざまにいますが、家族それぞれの思いを確認し将来への方向性を共有したいと思いました。
2つ目は「子(きょうだい)の障がいに関する思いの複雑さ」です。
「子(きょうだい)の置かれている状況も思いも様々ですが、全国調をにより今まで想像もできなかった胸の内を知ることが出来ました。
親がよかれと思ってサポートしてきた言動(あるべききょうだいの姿を求める・障害状況の理解を促す)が逆にプレッシャーを与えかねない とのこと、「親の背中を見て育ってくれれば・・」という姿勢だけでは 親子関係が立ち行かなくなることもあるようです。
また「~をしてあげる」というサポートだけではなく、「子(きょうだい)の気持ち中心のサポート・精神的支えとなるサポート」が大切とのことでした。
「障がいのある子どものきょうだいだから」という視点にとらわれ過ぎず、きょうだい自身の選択や決断を応援できる親子関係が望ましいと話 れました。
そしてきょうだい自身の世界を広げる「きょうだい支援活 動」が全国で取り組まれ、厚労省によるきょうだい支援体制がスタートしたことも紹介されました。
家族支援の輪が更に広がり、きょうだいを含めた家族が生き生きと生きることこそ、障がい児者の幸せにつながるのだと改めて思いました。